科学とテクノロジーによる合理性の制度化のなかの現代の〈非人間化〉を、ハーバーマスの問題提起に触発され、カントの社会哲学によって反省する野心作。.

なぜ、人はスポーツや学校の場で暴力を振るうのか。暴力の本質を問う様々な議論も援用し、常に勝つために指導者も選手も理想像や規律意識に縛られるスポーツの暴力性や、本質的に規範という暴力をはらんだ学校教育の 姿を浮かび上がらせる。そして、「暴力的存在としての人間」という哲学の視座から、暴力とどのように向き合うのかを指し示す。.

ポピュリズム、思弁的実在論、OOO...ポスト・グローバル化が進行する新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想はこれだ!

1. Kō to shi no shisōshi -- 2. Kō to shi no shakai kagaku -- 3. Nihon ni okeru kō to shi -- 4. Ō-Bei ni okeru kō to shi -- 5. Kokka to ningen to kōkyōsei -- 6. Keizai kara mita kōshi mondai -- 7. Chūkan shūdan ga hiraku kōkyōsei -- 8. Kagaku gijutsu to kōkyōsei -- 9. chikyū kankyō to kōkyōsei -- 10. 21-seiki kōkyō tetsugaku no chihei -- 14. Rīdāshippu kara kangaeru kōkyōsei.

社会の平和的秩序は、その諸制度と構成員たちの協力により形成・維持される。第二次世界大戦後の日本においては、社会の急速な変動に伴って、人間関係が不安定になり、さまざまな局面で制度とのギャップから混乱が生 じてきている。新しい秩序の確立を軸にして、ジェンダー、人づくり、グローバリゼーション、社会保障などの現代的課題について考察する。.

Dai 1-kan. Genshōgaku kenkyū -- dai 2-kan. Hēgeru kenkyū -- dai 3-kan. Hyōgenteki sekai no ronri -- dai 4-kan. Shakai sonzairon -- dai 5-kan. Nishida tetsugakuron -- dai 6-kan. Shakai to jitsuzon -- dai 7-kan. Rinri to kyōiku -- dai 8-kan. Zentaiteki ningen no tetsugaku -- dai 9-kan. Ningen to shizen.

明治時代、煩悶青年を魅了した思想家・綱島梁川。独自の哲学的宗教論と祈りや伝道の実践の分析から、綱島思想の展開を描出する。.

この世の悪は、一人ひとりがその行いを改めれば払拭できるものだろうか?自然災害に見舞われ、多くの人が苦しめられているとき、そこに悪の問題はないのだろうか?孔子や孟子、荘子、荀子などの中国古代の思想家たち も、悪という問題に直面し、格闘してきた。清代にいたるまでの、そうした悪をめぐる哲学的思考を辿りなおし、その可能性と限界を描き出す。悪にあらがい、その残酷さを引き受け、乗り越えるための方途を探る哲学の書 である。.

1. Yōga to Sānkiya no shisō -- Niyāya to Vaishēshika no shisō -- 3. Mīmānsā to bunpōgaku no shisō -- 4. Vēdānta shisō no tenkai.

京都学派の経済哲学者として知られた梯明秀の本格的研究書。梯の戦時下における哲学の再評価と創造的復権をめざして、形而上学批判と根源的自然の復権というまったく新たな視点からその意義と射程を明らかにしようと する力作。.

明治時代の“知と行動の巨人”の思想に迫る!東洋大学創立者、妖怪博士、近代仏教復興の立役者...と獅子奮迅の活躍を見せた井上円了。その業績を支えた独自の世界観・人生観を原典に基づきながら解明。.