Results for 'Re-Apprehension( reprise)'

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  1. The Perception of History according to Merleau-Ponty.Michel Dalissier - 2011 - Dōshisha Annual of Philosophy:53-88.
    本論は、メルロ=ポンティによる曖昧で未完成な歴史哲学へのプロジェクトを吟味し、それをレヴィナスの『全体性と無限』における歴史主義への批判と比較している。メルロ=ポンティに従えば、人間の歴史的行動には、 特別な「取り返し(reprise)」という現象が見られる。それは、広義の世界、つまり自然と人間世界に由来する提供物、つまり世界の肉や「逆境(adversité)」を通じて、不明瞭な「提案(proposition)」の内容を存在させる (faire être)働きである。提案されたことを取り返す運動は、ある種の「襞(pli)」の形を取る。このような分節は、ヘーゲルとは異なる斬新な弁証法の可能性を含んでいる。メルロ=ポンティのアプローチは、マルクス 主義や実存主義における歴史論とは異なり、美術作品における歴史性への解釈学に基づく存在論として理解できる。さらには、彼の諸見解は哲学史に注意を払うことで、哲学自体による哲学自身についての歴史的知覚までに 広がる。その独自的な観点からすると、メルロ=ポンティは、ヤスパースやパトチカ、またリクールやデリダなどの傍に、歴史の現象学に関する代表者の一人であることが明らかになる。.
     
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